フラット35審査に通らず、サラ金に直行

持ち家購入を考えたとき、誰もが必ず目にし、検討しようとする住宅ローンがこの、〝フラット35〟。国民に快適な住居を提供するため、持ち家購入を推奨する、住宅金融支援機構が提携しているから、金利の面でも良心的。固定金利だから、低金利のとき、このフラット35に申し込み、契約することができれば、のちのちのローン返済が格段に快適になること請け合い。とてもありがたい住宅ローンなのです。

「住宅ローン申し込みの際は、フラット35しか念頭に置いていませんでした。周囲で持ち家を購入した人たちのほとんどが、フラット35に申し込み、契約していて、月々のローン返済にも無理がなさそうだったので…」。そう語るのは団体職員のMさん（34歳）。

ところが、Mさん。なんとこの、フラット35の審査に通らなかったんです…！
「そんなバカな…！って信じられない気持ちでした。勤務先も名の通ったところですし、年収も500万あり、借入額は35年ローンで、2000万円。すべて順当だと思いました。なにがいけなかったんだろう？といろいろ考えて、妻とも話して、思い当たる節がようやくひとつあったんです…」。

それは奥様の消費者金融の借り入れ歴。返済期日にはだいぶ間がありましたが、店舗に出向き、きちんと完済手続きを行いました。「軽い気持ちでお金を借りて、もちろん返済には無理のない額ではあったんですが…。こうしたささいなことで、住宅ローンの審査に通らなくなるという、よい教訓になりました」。

ちなみにMさん、そのあとは銀行の住宅ローンに申し込み、審査に通ることができました。よかったですね！